本日は、格助詞についてまとめておきます。
格助詞とは、日本語には欠かせない「が、を、に、で、と、へ、から、より、まで」といった9つの語のことです。
この9つの語の機能を日本語文法の観点からわかりやすく説明したいと思います。
日本語の中心は「述語」
格助詞の説明をするにあたり、少しだけ日本語の知識が必要です。
大前提として、日本語は「述語」が文型を決めることから述語中心の言語と言われています。
日本語文 = 述語 + その他成文
そして、日本語文は中心である述語とその他の成分から成ると考えられます。
以下の例を見てください。A、B、C という3つの成分に「書いた」という述語がくっついているとします。
A(成分1) B(成分2) C(成分3) 書いた。
これに、格助詞である「で、が、を」を付けます。
A(場所)で B(主語)が C(目的語)を 書いた。
すると、A、B、C の単語は不明でも、その意味は定まってしまいます。
これが格助詞の力です。
格助詞は「その他成分」に意味を与えて、述語につなぐ
つまり、格助詞はその他成分に意味を与える働きがあります。
以下にその意味をまとめます。

これだけの意味を持っているので、日本語文では格助詞がないと文の意味が成り立たないことがわかります。

Yuji
ちなみに日本語でよく使われる「は」は、「係助詞」という分類です。格助詞の「が」とは異なる機能を持っています。
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