一太郎2019で翻訳を校正する方法

⑤ツールを使う力
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日本語ワープロソフトである「一太郎」ですが、翻訳文(日本語)の校正ツールとしても優秀です。

本日は、一太郎2019*の文章を校正する機能がなぜ優れているのかと、校正機能をうまく活用するにはどうすればよいのかを説明します。

本記事からわかること
  • 一太郎2019の校正機能の基本的な説明(優れている点、値段等)
  • 一太郎2019の校正機能の使い方

*本記事は「一太郎2019」の文章校正機能を説明するものです。一太郎の最新版である「一太郎2020」は、来年、2020年2月7日に発売されます。一太郎2020では、いくつか校正機能が増加されるようなので、発売まで待つこともできます。

一太郎の校正機能について

まずは、一太郎2019の校正機能について説明します。

校正の精度:「Just Right!6 Pro」とほとんど変わらない

一太郎の校正機能の精度は、日本語の校正ツール「Just Right!6 Pro」とほとんど変わらないと言われています(1)

なぜなら、一太郎にはJust Right!6 Proの校正エンジンが利用されているからです(2)

一太郎2019では「たしかな日本語文書」を掲げてさらに校正の機能が向上したようで (3)、私の感覚としては、Wordの校正機能よりかなり精度の高い校正検出をしてくれます。

校正の範囲:3つの校正で日本語を洗練する

一太郎2019では大きく分けて以下の3つ内容を校正できます。

一太郎2019で校正できること
  1. 文章全体(例:誤字脱字、送り仮名は本則にあっているか、重ね言葉はないか、文体(ですます/である調)の統一、数字や記号の半角/全角チェック、英語スペルチェックなど)
  2. 表記のゆれ
  3. 括弧の過不足(対応する括弧がない場合に検知)

3つの校正の方法については、以下で示します。

一太郎で校正する方法

ここからは、一太郎を使って校正をする方法を具体的に説明していきます。まずは全体的な手順を示します。

一太郎で校正する手順
  1. 一太郎を購入しインストールする
  2. 初期設定を行う
  3. 3つの校正を行う

では、上記の3つの手順を以下で詳しく見ていきます。

1. 一太郎2019を購入しインストールする

はじめに一太郎を購入しインストールする必要があります。いろいろバージョンがあり戸惑いますが、以下を参考にしてみてください。

まず、一太郎2019には黒(スーパープレミアム)、赤(プレミアム)、白(スタンダード)と3つの種類がありますが、校正機能を使う場合には「白のスタンダード」で問題ありません

また、「ダウンロード購入」か「CD-ROM購入」かを選択する必要があります。私は、ダウンロード購入をおすすめします。よって、以下ではダウンロード版を紹介します。(ダウンロード時の不具合等が気になる方はCD-ROM版でも良いかと思います。)

そしてどこで買うかですが、以下のAmazonの特別優待/ダウンロード版が、7,372円(2019年12月7日現在)で一番安いと思います。

なお、「特別優待」と記載がありますがこれに該当する方は「ジャストシステム製品またはMS Office/Wordをお持ちの方(3)」で、ほとんどの方は特別優待で購入できるようになっています。

万が一ダウンロード時に問題が起きたときなどは、ジャストシステムから直接購入したほうがサポート等をスムーズに受けられるようです。8,140円(税込み)と少し値段は上がりますが、不具合等が不安な方はこちらの直販で購入したほうが良さそうです。

Just Right!6 Proは高級品

ちなみに、Just Right!6 Proの値段は、47,000円(税別)(4)とかなり高価です。上記で申し上げたとおり、一太郎2019ではJust Right!6 Proとほとんど同じ校正機能が利用できるので、コストパフォーマンスを考慮すると一太郎2019を購入したほうが良いように思います。

注意:購入する際は、自分のPCで動作するかなど良く確認してくださいね!

2. 初期設定を行う

一太郎を購入しインストールしたら、まずは初期設定を行います。私が行ったのは以下の2つだけです。2つとも見た目に関するもので、必須の設定というわけではありませんが紹介しておきます。

背景を「和風」から「白色」に

デフォルトでは背景が和風(イメージ編集)になっていますが、白色(ドラフト編集)に変えることができます。和風の背面が気になる方は変更したほうがよいと思います。

方法:上部タブの[表示]>[ドラフト編集]をチェックする

イメージ編集からドラフト編集に変更

基本編集ツールパレット

右側の基本編集ツールパレットですが、デフォルトではいろいろ開いてあります。こちらは、他の機能は右側にある逆三角ボタンをクリックして閉じて、「校正」のみを開いておくといいです。さらに、「校正」をドラッグして一番上に移動させると使いやすいかと思います。

「校正」以外は閉じて、一番上に表示する とコンパクトに

何かわからない点があれば、上部タブの「ヘルプ」から一太郎のマニュアル(PDF)を開いて確認します。

上部タブのヘルプよりマニュアルが閲覧できる

3. 3つの校正を行う

初期設定が終わり、校正したい文章を一太郎にコピペしたら、すぐに3つの校正機能を利用できます。順番は自由ですが、重要度の高い順で説明していきます。

3つの校正機能

①文章校正

まずは、最も重要な「文章校正」について説明します。文章の全体的な校正を一括で行うことができます。

右側の基本編集ツールパレットの校正枠にある「文章校正」を実行するのですが、下記のようにいろいろな選択肢が出てきます。この選択肢はさまざまな校正基準で、デフォルト設定されているものです。

文章校正のオプション

私は、基本的には「文章校正:全部」で構わないと思います。

たとえば「だ・である/です・ます」校正ですと、記号の全角・半角チェックが備わっていなかったり、誤解を招く表現チェックが抜けていたりと簡易的な校正になるきらいがあるからです。

校正設定をカスタマイズする

しかし、「全部」設定では、いらない設定があったり、文体の統一が「だ・である」に設定されているので、私は、カスタマイズ設定(以下、「校正設定をカスタマイズする」で説明)を最もおすすめしています。

「文章校正:全部」等の校正タイプを選択した後、「実行」を押して校正を行います。すると、以下のように校正結果が色分けされてわかりやすく表示されます。

文章校正の結果は色分けされていてわかりやすい

左側のパネルを使って校正項目をクリックして修正していきます。 特定の項目をクリックすると、右側の基本編集ツールパレットに以下のように校正すべき「理由」、「説明」、「修正案(該当すれば)」が表示されます。この内容を参考にして校正していきます。

校正すべき「理由」「説明」「修正案」が表示される

一番重要な文章校正機能については以上です。

②表記のゆれ

次は「表記のゆれ」の校正機能です。英語と日本語の表記のゆれ、両方とも検知してくれます。

右側編集ツールパレットの「ゆれ」ボタン(以下に図示)を押して、次のページで「OK」を押すと実行されます。

「表記のゆれ」校正ボタン

③括弧の過不足

最後は「括弧の過不足」を校正する機能です。括弧の数が多かったり少なかったりして、対応する括弧がない場合に検知してくれます。

右側編集ツールパレットの「括弧」ボタン(以下に図示)を押して、次のページで「OK」を押すと実行されます。

「括弧の過不足」校正ボタン

これでメインの機能である3つの校正の説明を終わりにします。

校正設定をカスタマイズする

ここでは、文章校正の機能を自分仕様にカスタマイズする方法を説明します。私の使用しているおすすめ設定を例に出します。

ざっくり説明すると、デフォルトの「全部」設定を基準に、そこからいらない設定を省いていきます。

まず、右側の基本編集ツールパレットにある歯車のマークをクリックし、「文章校正の設定」を押します。

「文章校正の設定」を押す

次に、表示された画面で「新規作成」を押します。

「新規作成」を押す

そして、次に表示される画面で、「校正設定名」には好きな名前(以下の例では「カスタマイズ」としている)を入れ、「元となる校正設定名」には「全部」を入れ、「OK」を押します。

「校正設定名」と「元となる校正設定名」を入れる

各種校正項目を編集するパネルが表示されるので、お好みの設定に変更します。

各種校正項目をカスタマイズする

私の設定は以下のようになっています。ちなみに、である/ですます設定は状況によって変えていますが、別々で作ってもよいかと思います。

[字種統一]
・単位>記号
・アルファベット>しない

[長さチェック]
文>80文字
句読点>40文字
ひらがな>12文字
カタカナ>12文字
漢字>6文字

[環境依存]
・外字/環境依存文字>外字
・JIS X 0123:2004>チェックしない

[約物チェック]
全部外す

まとめ

一太郎2019の説明は以上です。以下にこの記事のまとめを示して終わりにしたいと思います。

  • 一太郎2019の校正機能は、Wordの校正機能と比べるとかなり精度が高い
  • Just Right!6 Proとほとんど同じ校正精度の割に値段が安い
  • 校正機能は使いやすく、自分用に校正設定を詳細にカスタマイズできる
  • 一太郎2020は、来年の2月7日に発売予定

参考文献

本記事は、以下の資料を参考にしています。

(1) Gyumがポチった!!
(2)ジャストシステムの一太郎2019発表会、マイナビ
(3)一太郎2019について、公式サイト
(4)Just Right!6 Proの値段、公式サイト

最後までお読みくださりどうもありがとうございました。この記事がどこかの誰かのためになれば幸いです。

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