「翻訳を学ぶために、なにか良い書籍ありませんかね?」
先日、翻訳歴の長い社内の先輩たちに尋ねたことです。面白いことに、複数の先輩たちが共通する一冊の本を挙げました。それが次の本です。
プロの翻訳者の視点を知る
「これまで翻訳を生業にし、言葉で生計を立ててきた先輩たちがオススメする本ならば」と思い、早速購入して読んでみました。
ひとことで言うと、「プロの翻訳者の翻訳の方法・心構え」が学べる本です。この本を読めば、翻訳というお仕事に対する理解の幅が広がります。
「翻訳はどういう手順で行うの?」、「辞書はどのように使うの?」、「どんな翻訳がダメなの?」などといった良い翻訳を行うための具体的な方法に関してだけでなく、もっと広い意味での翻訳をする際の心構えや考え方も知ることができます。
また、2016年に書かれたものなので、比較的新しい翻訳技術、アイデアを学ぶことができるかと思います。
個人的には、本書で挙げられている「翻訳のエコノミー(経済性)」という考え方が印象に残っています。要するに、「効率よく翻訳するにはどうするべきか」を語っています。複雑な翻訳という作業を、できる限り簡単化することの重要性に気付くことができました。
目からうろこな情報が詰まっている本なので、何度も読み返したいと思います。プロの翻訳者の視点を知ることができるので、翻訳に関わるすべての方へ読んでいただきたく思います。
以上です。
お忙しいところお読みいただき、どうもありがとうございました。
コメント